こんにちは!にむ(@nimu1ROOM)です。
早いもので
アニメ版『フェルマーの料理』も9話まで到達。
原作のファンで
実写ドラマも
アニメ化も楽しみにしていました!
ドラマの感想も書いていたので
今回はアニメ版の感想です。
(配信で追っているので8話までの内容)
まずは正直な気持ちを。
…ピンとこない!(´;ω;`)
ドラマ版は
ストーリーが部分的に改変されていましたが
アニメ版はほぼ原作に忠実に進んでいます。
ドラマ版では見られなかったシーンも描かれている一方、
満足度は思ったほど高くありません。
一体なぜなんだろう ――――
違和感のおもな理由は
- 映像と音声のミスマッチ
- セリフ(状況説明)の多さ
にある気がします。
(まだはっきりとはわからないけど)
※ここから先はアニメ版への思うことを率直に書きます。
作品やアニメを傷つけるような表現はしませんが、
- アニメ版を楽しめている人
- ネガティブな評価が苦手な人
は念のためブラウザバックをオススメします☝
アニメからハマった人
この機会にぜひ原作も読んでほしい!
ドラマもアニメもいいけど、
結局はやっぱり原作が1番グッとくるはず!✨✨
アニメ版『フェルマーの料理』がイマイチ刺さらない理由
画風がキレイすぎて、原作の迫力が薄まっている
『フェルマーの料理』は
セリフがなくても喜怒哀楽が伝わるくらいに
登場人物の表情が豊かでかなり魅力的!
たとえば物語初期の
- 岳が数学を諦めるときの打ちのめされた表情
- 学食で岳を見つけた海の複雑な表情
- ナポリタンを食べた魚見さんの表情
上げたらキリがないくらいに
みんなの表情が生きています。
この表現には
「顔に描き込まれた線」がかなり重要だと思うのですが、
アニメ版では簡略化・省略されている部分も多く、
全体的に美化され、
ツルンとした表情・表現に。
アニメ化にあたって
かなりキラキラした画風になりましたが、
作品の「味」を薄めているポイントだと思います。
海の狂人っぷりが発揮されるシーンでも、
- 白くて明るい背景
- 美化された海
で表現されていたのでしっくりこず…。
海の良さでもある「不気味さ」や「野心」が伝わってくると
もっと魅力的なのになぁ。
とにかく大きな感情の変化がある場面を
白背景で乗り切ろうとしすぎなのが
引っかかるポイントなのかも。
このままだと
原作を知らない人に
海のキャラクターが十分に伝わらないまま
物語が進んでしまいそうな気もする。
みんなの表情が見どころでもあるので
そこが伝わりにくいのはもったいない。
画風や描写に関してもうひとつ。
『フェルマーの料理』といえば
作中ではおいしそうな料理がたくさん登場するのも魅力。
この料理の描写も物足りなく感じています。
これについては
先に実写版(≒本物の料理)を見てしまったというのもありますが
全体的に白飛びしているような描かれ方が気になる。
視聴環境かなと思って確認してみましたが、
やっぱり全体的に白っぽい…
ふんわりした雰囲気で、
香りや温度は感じられるので
部分的にパキッとした色味・描写があると
画面が引き締まってもっと良くなりそう!
アニメで色・動き・音が付いても
紙のページの1コマの方がおいしそうに感じるのは
小林先生の画力パワーもありそうですね(;^ω^)
エンディングで流れる「食材」の描写は
みずみずしさや香りが伝わってきて好みなのですが
「料理」となるといま一歩足りない感じ。
これ以上おいしそうな描写になると
間違いなく飯テロになってしまうので
そこは悩みどころ…(゜-゜)💭(笑)
最近のアニメは画風も映像も美しいものが多いですが
『フェルマーの料理』に関しては
キレイであればよいというわけでもなさそう💭
登場人物がしゃべりすぎかも
これはドラマ初期にも感じたこと。
『フェルマーの料理』は
料理を食べた人のセリフが多いです。
いわゆる食レポのようなもの。
原作を読み始めたころは
「…ひと口食べてそんなにしゃべる…?」と
正直苦手な部分でした。
ただ、
食事で感じた五感を紙面で表現する場合、
ある程度はしゃべってくれないとわからないので
読むときはもう気になりません。
(みんなおいしそうに食べるからその描写は好き!)
一方でアニメ版はというと、
必要なことだとはわかっていても
あのテンションでそれっぽい感想を長々聞かされるのは
結構しんどい…。
ものすごく演技っぽさを感じています。
テレビで食レポを見ていると
ひと口目を食べてよく咀嚼もしないうちに
口に入れた瞬間から
- 「うまい!」
- 「ん-!おいひい!(≒おいしい!)」
と言いますよね。
私はあれが苦手なのですが、
アニメを見ていると
なんだか同じような気持ちになります。
本当においしいものを食べたときって
あんなに語れるものなんだろうか…。
「…!!!」とか、
ただ無言で食べ進めるとかの方が
おいしいんだろうなぁというのは伝わる気がする!
(エンタメ・メディア作品としては成立しないけど)
理事長宅でナポリタンのシーンを挙げるなら、
「足りん…足りんぞ!」のおじさんくらいが
ある意味リアリティがあっていいなと思います。
(気になる人は1巻を読んでみてください!)
静止画×文字で見るときと
動画×文字(セリフ)でみるときでは
同じ内容でも全然違って見えるから不思議!
声優さんが自分の中のイメージと合わない(ごめん)
この違和感は完全に私の主観です!
特に誰かの声をあてながら読んでいたわけではないですが
それでも声優さんがしっくりきません。
声=ドラマ版の印象が強いのもあるかも。
キャストが決まる過程をポストされていたのですが、
その内容を見るに
原作者の小林先生をはじめ
制作陣は納得のキャスティングだった模様。
(「声優オーディションについて」参考ポストはコチラ)
原作者がドンピシャだ!と感じるキャスティングに
いち読者が口をはさむことは恐れ多いですが
正直全然フィット感がない…。
結局は
「嫌なら見なければいい」のですが
やっぱり作品としては好きだし
アニメも楽しみにしていたので悩ましいです。
実際なんだかんだ見てしまう。
ドラマ版での演技(声)のイメージがついているのと
単行本4巻のプロモ映像の影響もかなりありますね💦
ちなみにこのときは
- 岳…山下大輝さん
- 海…岡本信彦さん
このおふたりが声を当てていますが、
たった数分の映像で引き込まれました。
回を重ねれば慣れるかなと思いましたが
いまのところ違和感は拭えず。
岳パパ、魚見さん、寧々さんあたりは
声とキャラクターが合っていると思います!
肝心の岳は幼すぎるというかなんというか(´・ω・`)
セリフの端々のブレス音が気になる!
「声あててます!」って感じが伝わってしまって💦
ところどころ上擦ったような声が出てくるのも苦手かも。
声の違和感については、
映像との兼ね合いもあると思うので
ちょっと難しい部分ですね…
声優さんにはそこまで詳しくないのですが
もう少し知名度のある人を入れてもよかった気がします。
長々と書いてきましたが、
アニメ版『フェルマーの料理』は
個人的にはそこまで好きになれませんでした(;^ω^)
原作がとても好きで
ドラマ化の話が出たときは
実写化されるのが不安で仕方ありませんでした。
でも、
終わってみればドラマ版も大好きです!
必要に応じて作り変えながら
うまくまとまった作品だと思います。
だからこそ
アニメ化の期待値が高かったので
かなりギャップを感じています…。
コンペも盛り上がってきているので
とりあえず最後まで見ようと思いますが、
全体通して少し薄味だったなというのが正直な感想でした。
アニメから入った人
ドラマから入った人
原作知らないけど見るのやめちゃいそうな人
原作もドラマもかなりいいので
この機会にぜひ合わせてチェックしてください🙏✨✨