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公務員の病気休暇や休職 必要なことまとめ!診断書の内容はコレを書いてもらうこと!

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前回の記事はコチラ▼

 

※注意※

私が在籍していた当時の出来事であることと、個々の職場の環境に因る部分がありますので、

あくまでもひとつの体験談として読んでください。

けして、「この仕事が悪だ!」とディスるものではありません。

当時の私のメモや経験、各参考情報をもとに書いているので、

間違いや改正点があるかもしれません…参考までにお願いします!

 

 こんなあなたに▼

  • 署に配属されて~5年くらい
  • 職場の人間関係に悩んでいる
  • 病気休暇取得中・休職中
  • 取得前に病気休暇、休職について知りたい

 

反対に、

・バリバリ働いて出世したい

・税務調査のときの着眼点や重課を取るコツを知りたい

みたいな人にはこの記事は時間がもったいないです…。申し訳ない。

 

いまつらくて悩んでいる人の解決策にはならないかもしれませんが、

「その感覚」は自分だけじゃないはず…!

私のようになる前に逃げ道が見えますように

 

病気休暇と休職について

 

体調を崩し始めた頃は、「病気休暇」を取得しましたが、

その後、

有給などの残日数の関係もあり医師の診断の下「休職」に切り替わりました。

取得を考えている人にこういう言い方はしたくないのですが、

病気休暇・休職ともに、

取得にあたってはやはりメリット・デメリットがあります。

 

ザックリ言うと

メリット

自分の心身を守るために公式に利用できる数少ない制度

 →残念ながら、基本的に周りは助けてくれません。

  自分でどうにかするしかないという状況の方が多くなります。

  使えるものは使わないともったいないです。

・療養のための時間を工面できるようになる

 →仕事(出勤)を続けながらの療養というのは想像以上につらいもの。

  特に公務員の場合であれば“職務専念義務違反”が関係してくるので余計に。

  心配事やストレスの元凶を身近に置いたままでは治るものも治りません。

  一時的にでも離れて、しっかり療養しましょう!

  心身ともにエネルギーが戻ってくるようにするのが最優先です。

デメリット

復帰するためにはそれなりのハードルがある

 →休みが長期化すればするほど、職場復帰に必要なエネルギーや手続きは多くなります。

  場合によっては、職場復帰のために会社側から条件を提示される場合も。

  「8時間労働から1日休日になる」もしんどいことですが、逆もしかり。

  「働いていない状態から当たり前に勤務する」に戻すにはかなりつらいです。

復職後は職場や同僚からの印象が悪くなる可能性が高い

 →ハッキリ言います。今でも病気休暇や休職への印象はよくありません。

  行動や言動で表面化するかは別として、「そういう人」と扱われることになります。

  おそらく、出世レースは一旦停止、最悪レールからは外れることになります。

 

メリット・デメリットについても後ほど詳しく書きます。

今回は

病気休暇と休職、関連する手続きや注意事項について

・実際にやったこと

・実際に受けた対応 など

実体験を交えてお話しします!

 

病気休暇

【参考】 人事院 病気休暇の取り扱いについて

病気休暇の取扱いについて

 【参考2】 一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律

一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律 | e-Gov法令検索
電子政府の総合窓口(e-Gov)。法令(憲法・法律・政令・勅令・府省令・規則)の内容を検索して提供し...

 

公務員には職務専念義務がありますが、

病気やケガなどが理由で義務の履行が難しい場合もありますよね。

そういうときに、

自分の判断(申し出)で取得できるのが病気休暇です。

 

ひとまず、

・風邪

・腹痛

・頭痛

・生理痛

・検査    などは対象になるようです。

 

有給休暇・病気休暇・特別休暇など休暇の種類がありますが、

どの休暇を使うかは自己申告(もちろん上の決裁は必須ですが)なので、

上記が理由で2,3日休みが欲しいのであれば有給でカバーする人の方が多いかも。

特に生理休暇などは相手によっては余計に言いにくいですよね…。

※私の場合、土日などを挟んで連続して7日以上休むときは

診断書など休暇の理由を証明できるものが必要でした。

生理休暇は特休(特別休暇)扱いのことも。

 

病気休暇は合計で上限90日まで取得することができます。

有給と違って年に一度〇日と付与されるものではなく、

年間で使わなかった残日数の繰り越しもありません。

同じ病気で取得する場合は通算されます。

1度使い切ってしまうと再度病気休暇を取得できるようになるまでには

勤務日数などの条件(クーリング期間)を満たす必要があります。

※使い切らなくても手持ちの日数を90日フルに戻すためにはクーリングが必要

クーリング期間の条件ですが、ザックリ言うと、

①時短勤務等の勤務制限が解除された状態で(完全にフルタイム勤務に戻った状態)

②休日(だいたいは土日。有休も。)を含まない、勤務しなければいけない日(要するに平日。月~金)に連続で20日間勤務する。

※有給は取得できますが、その日数分クーリング期間が明けるまでの日数が後ろ倒しになります。

 

私がいたときはこのような内容でした。ご利用は計画的に。

だいたい4時間→6時間→8時間→(制限解除)→フルタイムになったので、

クーリングが明けるまでは勤務がしんどかったです。

 

また調子が悪くなったらどうしよう…

きっといまこれを読んでくださっているのは、

こんな不安と緊張の中がんばってきた(いる)みなさんだと思います。

不安はどんどん湧いてくるし、怖いですよね。

 

余談ですが、

このクーリング期間は病気休暇の不正取得が頻繁に起きていたことから設けられたそうな。

90日病気休職→1日だけ出勤(クーリング完了)→また病気休暇取得…と悪用する人がいたんですね。

 

病気休暇中の待遇についてはこの後説明します。

 

【関連記事 公務員の生理休暇について】 

「生理で仕事を休む」は甘え?ずるい?そもそも公務員は生理休暇を使えるの?
公務員は生理休暇を使える?実際に取得してみて感じたメリット・デメリットを紹介。

 

休職

職員の自己申告ではなく、

職場から職員に対して職務上の命令(処分)として勤務を「させない」こと。

本人に働く意思があっても、強制的に休ませることができる。

病気休暇を上限90日まで使い切ってしまっても

同じ理由(病気など)で勤務できない場合は、病気休暇から休職へ切り替わります。

 

病気休暇や休職中の不安 

 給与面の不安

休暇・休職を取得したいけど…給与等の待遇はどうなるの?

まずはそこが気になりますよね。

生活基盤が揺らぐことで療養に専念できないのは本末転倒。

家庭があって家族の収入があるとか、

療養期間は実家に戻るという方法もありますが、

私の場合だと

・独身

病気に対して周囲からの理解や助力は得られなかった

こんな状況だったので一人で自宅療養でした。

 

正直、

メンタルダウンしてしまったときって、

自分の身の回りのことすらできなくなっていることも往々にしてあるので

理解のある味方がそばにいてくれるのが1番理想かなとは思います。

ただ、

精神不調は目に見えるものではないので理解が得られないことも多いですよね。

特に家族(実家含め)からの理解や協力が難しい場合、

収入面での不安が大きくなります。

 

病気休暇の期間(=取得上限90日)は給与が全額支給されます。

ただし、通勤手当とボーナス(勤勉手当の部分)は支給されません。

じゃあ90日を使い切って休職に切り替わったら…?

という話になりますが、

休職になった場合も1年間は80%の割合で給与がありました。

 

 

それでも職務復帰できない場合は給与の支給が止まります。

ただ、

復職の意思はあるのにまだ療養が必要な状況が続いていることも。

そのときは、

所属している健康保険から「傷病手当金」が支給されることになります。

支給額はだいたい月給の60%くらい。

最長で1年6か月まで受給できます。

国家公務員の場合は3年の身分保障もあるので、

ひとまず最長3年弱は少しずつでも収入がある状態で療養することができます。

 

  

ただ、

実際若手の月給の8割支給・6割支給となると

通院の頻度や住んでいる地域にもよりますが生活自体が厳しいことも。

私は当時官舎住まいでしたが、民間の賃貸だったら…と考えると

なかなか療養に専念できるだけの支えとしては心細いです。

貯金など日頃からの備えも大事だと痛感しました。

 

 

 

生活面の不安

休暇・休職したら詰むのでは…?

病気休暇・休職中は通院をしながら自宅療養をして、

たまに職場や産業医と連絡を取って回復・復帰への道を探していく期間です。

通院などの手間は増えたにしても、

毎日あった「仕事」という約8時間がぽっかり空くので困ります。

 

私は職場を離れている間、

現状や将来への不安や焦り、イライラが絶えず

「休むこと」に対しての罪悪感でいっぱいでした。

とても素直に休めるような気持ちにはなれませんでした。

 

所定の手続きにしたがって取得しているし、

自分に療養が必要なのは理解しているつもりでも

・平日のこの時間はみんな(世間一般的に、ともいうかも)みっちり働いている

・自分のせいで周りに業務のシワ寄せがいく

・療養中とはいえ、外出したりのんびり過ごすのも気が引ける

・復帰した時のために少しでも仕事に関係あることを勉強しておかないと

・休むことで職場や同僚に悪く思われているんじゃないか

 

…と、

後ろめたさや罪悪感に呑まれてこんなことばかりを考えていました。

 

こういう考えになるのは仕方のないことでもあるのですが、

自分のためにはまったくなりません。

一旦仕事や職場のことは忘れて休みましょう。

いまのあなたがしないといけない仕事はおそらくないので。

 

ここでひきこもってしまうと職場復帰どころか

「こんなんで生きててごめんなさいモード」

に入る可能性がグッと上がる(なった)ので

社会とのつながりをキープするのをオススメします。

※ただしSNSにはハマりすぎないこと

 

平日の昼間にゴロゴロしてもいいし、買い物や散歩に行ってもいいです。

テレビを見るのも読書をするのもいいと思います。

まずは、

長期の病気休暇や休職に入るくらいつらい状況であることを自分が認めて

リラックスして過ごすのが最優先です。その方が、復職にもつながります。

とか言いながら、かなり難しい…。

ただのヒラ若手だからこんなことが言えますが、

だいたいの人はもっと職責もあるだろうし。

なにはともあれ、まずはゆっくり。

 

こんなことを言えばアレですが、

自分がいなくても職場も社会も通常運転で回っていきます。

大半の人は歯車の一部。だいたい替えが効きます。大丈夫。

 

 

大切なこと 情報収集は自主的に。話すときは正直に。

制度を利用してみようかな…。でもどうしたらいいの?

こういう制度を利用するくらいなので大変つらくしんどい時期だとお察しします。

考え事をするだけでぐったりと疲れてしまうし、

何かを決断するのにも元気なときとは非にならないほど消耗します。

でも、

これだけはちょっと頑張ってやっておけばよかったな

と後悔したことがいくつかあったので紹介しておきます。

できる人はひとつでもやると全然結果が変わってくるかもしれません。

 

利用しようとしている制度について調べる

 

単発の病気休暇の申請なら特に問題はないと思いますが、

長期の場合や休職に切り替えるときの手続きは

診断書の準備なども必要なので大変でした。

 

単発の病気休暇の場合は、直属の上司に決裁→署内決裁でだいたい済みます。

長期や休職になるとそうもいかず、

署から局へ決裁をもらわなければいけないことが出てきます。

手続きは署の総務課を通じてやってもらいましたがここからが問題。

 

関係部署には手続きで大変お世話になりましたが、

そのときたまたまその部署にいるだけで、

基本的には福利厚生や関連制度の専門家ではないので

担当者自身も

手続きの内容や制度について十分に理解していない場合が多いです。

法律やマニュアル、前例を見て判断しています。

 

私の場合は、

病気休暇⇔復職⇔休職と何往復かしたので

イレギュラーな内容だったというのもあるのかもしれません。

起算日など各種日付の算定はややこしく、前例がない場合はもっと厄介です。

ここで起きたのが「情報伝達の漏れ」や「間違った案内」です。

私が担当者に伝えたことが担当者間で共有されていない

担当者から私に必要な情報が下りてこない/わりと期限ギリギリに共有されることもある

金額・日数など“数字”に関わる部分についての伝達ミスは確認で防げるはずだった など

 

起算日について(いつからどの休暇を取得したか、いつまで使えるか等)や、

給与・手当の計算方法について間違って案内されたときは慌てました…。

特に起算日関係は、給与や手当の額に直結します。

  • 給与の支給額の計算間違ってたので差額天引きしたら来月の給与はありません!
  • 支給済みの過去の交通費も返納が必要なものがありました!速やかに返納をお願いします!

挙句の果てに

  • 在籍できる期間の日付間違ってました!(伝えられていた日付より前倒しになる)

って言われたときはもう絶望しましたね…。どうなってんだ…と。

これ、仮に対外的なものだったら大問題…。納税額間違ってました!納付日違ってました!調査日程やっぱり来週にします…こんな感じのことですよね?間違ってましたスミマセンでも規則なんで従ってください(早口)←なんならちゃんとした謝罪なんてなかったです。

 

こういうこともあるので、

当時は心身ともにしんどい時期で余裕はなかったですが、

福利厚生や利用する制度について日頃から自分でも見ておけばよかったなと思います

文章は難しいですが、人事院規則や公務員の休暇関係の法令などはネットで見れます。

特に公務員は民間と違う部分も多いので、自分でも調べて考える必要があったなと反省。

このあたりを詳細に書き出すと今以上に愚痴っぽくなってしまいそうなので、ここまで。

 

 

 

診断書について

診断書には何を書いてもらえばいいの?診断書代やかかる時間は?

おそらくこのような状況であればだいたいの方は通院等をされていることと思います。

診断書の作成にあたっては

作成を依頼するタイミング

自分の病状を正直に伝える

期間の設定

内容

に注意です!

作成料はそれぞれの病院にもよりますが、休暇・休職用であれば~5000円くらいが相場

(障害年金の申請などの分はもう少し高かったりします)

 

作成を依頼するタイミング

職場での手続きの関係上、診断書提出のスケジュールは結構タイトです。

もちろん締め切りに遅れる等はNG。

出社できず郵送で受け付けてもらう場合は特に余裕を持って進めてください!

 

精神科・心療内科はだいたいどこも忙しいです。

診断書の作成には時間がかかるので必要だとわかった時点で早めに作成依頼を。

作成方法や様式にもよりますが、最低でも1,2週間くらいかかると思います。

 

自分の症状を正直に伝える 変な遠慮や見栄っ張りをしない

主治医や職場に遠慮してしまって自分の現状を素直に伝えられないことがありました。

「こんなこと言っていいのかな」

「変な目で見られたくない」

「少し軽めに伝えておこうかな」

いろいろな気持ちがあるかと思います。

でも自分が自分のことをしっかり伝えるしかありません。

特に精神不調の場合は

周囲につらさが伝わりにくい

内科的不調で受診をしても原因がわからない(心因性の症状も多い)

という特性もあるので自分自身でどうにか説明するしかないです。

自分のことなのにうまく言葉にならない部分はつらいですよね。

日頃からメモや日記に残しておいて

それを見てもらうという方法も効果があったのでよかったら試してみてください。

文字がきついなら簡単でイラストで残したりしていました。もはやイラストですらなかったかも。

 

期間の設定

病気休暇も休職も取得には上限があるので

そのあたりも折り合いをつけながら主治医と相談しましょう。

一般的にはじめはとりあえず2週間が多い気がしますが

土日を除いて実質10日なので思っている以上に短いです。

 

延長する場合も復職する場合も、

その旨の診断書をその都度作ってもらわなければいけない可能性があります。

残日数に余裕があるなら、

初回から思い切って1か月~とかまとめて取得する方が

次の手続きまでの日数的な余裕と気持ちの余裕が生まれていいと思います。

診断書代もなかなかの出費なので抑えられる方がいいですよね。

 

実際、私は初回2週間で取得しましたが、すぐに次の診断書が必要になって大変でした。

なにより罪悪感や後ろめたさを手放して

「療養のための時間だから堂々と休んでいいんだ」

と思えるようになるには2週間では足りませんでした。

「休んでしまった」「早く戻らなきゃ…」「2週間でどうにかしなきゃ」

とかえってプレッシャーを感じて現状を悪化させたので、思い切って決めましょう。

手間はかかりますが必要に応じて前倒しも延長も可能なので、

考えるのは元気になってからで大丈夫です。

ご自身が安心して療養できる状況を整えていくことを第一にしてくださいね。

 

診断書の内容について

会社指定の様式がある場合はそちらで作成してもらいます。

特に指定がない場合は病院が使っている様式で問題ありません。

内容は

患者の情報(住所氏名など)

診断名(病名)と診断日

大まかな症状(勤務に支障をきたしている原因など)

いつからいつまで休むのか(仕事を離れて療養する必要があるということ)

診断者の情報(主治医の名前や病院所在地など)

は最低限明記する必要があります。

記載が必要な内容については職場にも確認して主治医に伝えて作成してもらってください。

 

まとめ

必要に応じて利用できる制度は利用する

自分がいなくても世界は回る

まずはしっかり休む

必要な手続きについて、疑問や興味を持って少しだけでも調べてみる

 

余裕のない時期でも、できることから。まずは自分の心身が第一です!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。 

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