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公務員は要注意! 病気休暇・休職中の過ごし方 悪用やズル休みと言われないためのポイント

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こんなニュースがありました

病気休暇中の過ごし方が不適切であるとして処分を受けたという話。

 

病気休暇も休職も何度か経験した立場からすると

「何やってんだお前ェ!!」

ぶっちゃけかなり迷惑……

 

こういうニュースが出ると、

メンタル不調に悩む人への風当たりがますます強くなります。

私が適応障害の診断を受けた頃、

政治家が不祥事やらかして、

説明責任や謝罪をほったらかして

雲隠れするときに使われたのがこの病名でした。

 

おかげさまで、

”あー、とりあえずの病名あるやつねw”

って言われたこともあったな…

 

少し逸れてしまいました。話を戻します。

 

この憤りというか、あきれのような気持ち。

あくまでも、

この職員の不用意さに対して

 

別に

  • 病気休暇を取ること
  • 仕事を離れて療養すること

これらはけして悪いことではありません。

(当然ながらあくまでも正当な理由に限る)

公務員という職業柄から言うと

公務員のタトゥーはグレーな部分がありますが💦

別にロリータやコスプレは趣味であれば別に問題ないのでは…?

(イベントの売り子やってた話もあるけどソースが曖昧なので割愛)

 

ネットニュースなんかを見ていると、

公務員嫌いな方が多いですよね(笑)

 

公務員という存在をとにかく叩きたいだけの人や、

公務員の在宅勤務が認められればその人員は削減できるだろ!

ボーナスの支給額がニュースになればまた大騒ぎ

なにかにつけて引き合いに出しては、

ネガキャンする人がいます。

 

「公務員なんて自分たちの税金で食わせてやってんだ」

「公僕なんて最低限の条件で苦しんで国民のために働け」

 

こんなスタンスの人も中にはいるんですよね。

怖すぎる。

(これは公務員生活に嫌気がさした理由のひとつ)

 

今回だって、

病気休暇中にこういう軽率な行動や振舞いは良くなかったよね

って怒ってる人よりも

 

  • 病気療養中で給料も出てるくせに休むな
  • 公務員の”職務専念義務違反”だ
  • 休むくらいなら辞めろ&休ませるならクビにしろ
  • 遊べる元気はあるくせに
  • 精神疾患は都合がいい・甘えだ
  • ロリータやらコスプレが趣味とかけしからん

 

こんな意見ばっかりです。ウンザリ。

(公務員だったから、というのも大きい気がしますが。)

 

病気やケガで体が壊れたら、必要に応じて休養する。

回復してくればリハビリだってしますよね?

それは、

精神疾患やメンタル不調でも同じこと。

 

実際、お医者さんからは

「自分のしたいことをしてリラックスして過ごしてください」

と指導されることがほとんどです。

寝る・食べる・料理・外出・映画・ゲーム・・・

なんでもいいので自分の心と体が休まることをします。

 

はたから見れば

  • やりたくないことから逃げてるだけだ!
  • やりたいことだけやってる!
  • 病気を盾に甘えている!
  • ズルい!気に入らない

 

これらの言葉は、

私が病気休暇や休職をとっているときに実際に言われたものです。

そう思われるのもわかります。

ただ、

休養は治療の一環なのです。

 

休みたいけど、周りの目が怖いなぁ

 

罪悪感で余計に病む

病気休暇や休職を取得するとき、こういう気持ちはありませんか? 

 

今回は、

  • 周囲からの不必要な誤解を生まない
  • 自分の療養につなげる

ために、私が当時気を付けていたことを紹介します!

 

 

職場と距離を取る

 

まずはこれです!理由は2つ。 

ストレス要因から離れる

 

 

病気休暇・休職ともにいえる話ですが、

  • 仕事が激務だった
  • 人間関係の悩み
  • パワハラなどハラスメント系

 

このように職場環境に起因するものも多いですよね?

ストレスから離れて療養するための病気休暇・休職なので

しっかり距離を置いて過ごしましょう。

  • 会社の様子が気になるから見に行く
  • 仕事の進捗が心配で連絡する

気持ちはわかりますが、いまはNG!

離れることが療養の第一歩!

ハッキリ言ってしまえば、

あなたがいなくても会社や仕事は回ります。

(ただし、誰かに皺寄せがあることは忘れない。おかげさまの気持ちは持つ。)

 

休んでいる姿をオープンにしない

 

これは冒頭で挙げたような誤解を生まないためにも必要です。

たとえ自分にとっては療養の一部であっても、

周囲の人はそう思いません。

 

休養中にばったり職場の人と遭遇したとして、

外に出られるくらい回復したのか!

顔色も良くなってたし、元気そうでよかった!

 と思える人と、

仕事には出てこないのに外で遊んでいる!

休暇前の具合の悪そうな様子はなんだったんだ!

と思う人、どちらが多いと思いますか?

残念ながら…おそらくは後者ですよね

 

「自分は少々きつくてもがんばってるのにアイツはずるい」

こう思われると標的にされてしまうので、

それを避けるためにも

なるべく活動時間帯や生活圏をずらすことをオススメします。

可能な人は実家に帰るのもありだと思います!

(ただし、家族の理解や協力が得られる場合)

 

病状次第では移動も外出もきついと思うので無理のない範囲で。

「職場の人に会うかも…」という状況を減らすことで、

あなた自身も、人の目を気にせず療養しやすくなるはずです。

 

今回の件にも言えることですが、

病気休暇・休職中の自分の動向をSNSでつぶやいたりすることも

いらぬ火種を生むのでガマン!

言い方は悪いですが

「タレコミ」は意外と身近なところから出ます。

「仕事に行かず休んでいる」という状況だけで

すでに世間的には心象が良くありません。

その点を自覚して過ごしましょう。

(重ねてになりますが、休むこと≠悪ではありません)

 

生活リズムをくずさない

 

 

病気休暇や休職に入った初期。

いままでピンと張りつめていた緊張の糸が切れ、

動けなくなったり、家から出られなくなったりすることもありますよね。

私の場合は、

文字通り“死んだように”1日眠っていました。

 

ひたすら眠い…。なにもしたくない…

 

体の休養ももちろん大切なので、

たくさん寝るのは悪いことではありません。

ただ、生活リズムが乱れるとかえって後々きつくなります。

朝はふだんと同じ時間に起きて夜も早めに寝るなど

病気休暇・休職中でも大切な心がけです!

 

(先ほどの「活動時間帯や生活圏をずらす」という話にもつながりますが、あくまでも自分の生活リズムのキープ優先で。)

 

家にとじこもらない

 

仕事に行かなくなると、単純に家にいる時間が増えます。

外出することが難しい状態であったり、

対人恐怖などでふだん通りの日常生活が送れません。

収入が減っていれば余計に外には出なくなるでしょう。

となると、ついつい自宅にこもりがちになります。

光の刺激が痛くて、

カーテンも開けず、電気も点けず真っ暗な部屋で過ごすことも。

 

私の場合は、

コロナ禍真っ只中ということもあってよけいに家にこもっていました。

1週間のうちに何度か「レジ袋要りません」を言うだけのレベル。

ひとり暮らしだったので家の中には話し相手もいません。

たまに実家の家族から電話がありましたが、

仕事に行けていないことは隠していたので

“家族の前での明るい自分”で

話さなくちゃいけないのはなかなかしんどかった。

(隠していた理由。病気への理解がなく、結局意見の違いが埋まらないから)

 

日の光を浴びず、体も動かさず、独りでいる時間が増えると

人はどんどん根腐れしていきます。

考えることも、どんどん悪い方に流されていきます。

そういうときの“負の引力”というのはおそろしく強い。

取り返しのつかないことをやったりします。

 

外を出歩くのが難しい場合は、

窓辺に座って、窓ガラス越しに少し日に当たるだけでもOK!

無理に人と話さなくてもいいので、

調子のいい日は5分でも外を歩いてみるとか

そういうレベルから外とのつながりを作るといいと思います。

 

病気休暇・休職中なにしてた?

 

結局どう過ごしたらいいの…

ここからは、病気休暇・休職中に実際にやっていたことを紹介します!

家の中でできること、外でできることどちらもあるので、

もしできそうなものがあればやってみてください(*^^*)

 

ひとこと日記を書く

  

本当にひとことでもいいです。慣れてきたら少し長めに書いたりしていました。

  • 朝ちゃんと起きられた
  • 天気が悪くて頭痛がした
  • 〇〇がきっかけでパニックが起きた
  • ご飯が食べられた
  • 友達から連絡があって嬉しかった

 

こんな感じでなんでもいいです!

診察やカウンセリングの時の資料にも使えます。

できれば、

どんなにちいさなことでもいいので「できた!」を残せると◎。

もちろん、

ネガティブな内容であっても大切な自分の気持ちなので

隠さずに書いていきましょう。

 

慣れてきたら事実にプラスして

  • それでどう思ったか
  • これからどうしたいか

などを書けるようになると自分の気持ちを整理できます。

 

特にこういう時期は「〇〇したい」という気持ちが薄れがち

自分の気持ちがわからないこともしばしば。

だからこそ、

日記を書くことは、本音のアウトプットに効果バツグン!

自分の感情と素直に向き合う機会になります。 

 

読書

 

「文字なんか読めん・・・」状態のこともありますよね。

そんなときは、子供用の絵本でも図鑑でもいいです。

私は写真集や図鑑、料理本をたくさん読みました。

世界の絶景や国内の観光地、好きな映画のロケ地。

鉱石の図鑑なんて、このときはじめて手に取りました。

眺めたときに

  • 「これ素敵だな」
  • 「元気になったら行ってみたいな」
  • 「今度作ってみようかな」

こんな感じで気持ちが明るくなるものがオススメです! 

 

もともと読書が好きで、家には積読(つんどく)もたくさんありました。

「時間もあるし、さあ読むぞ~!」

と思ったものの活字を追うのはエネルギーがいります。

ほとんど読めませんでした。。。

元気なときは何とも思わないことができなくなってるんですよね。

小説類は少し回復するまでおあずけです。

 

ここでやりがちなのが

「復帰した時のために!」と仕事関係の本を読むこと。

けして悪いことではないのですが、私はやってみて失敗でした…。

前提は「仕事から意識をはなす」です。

特に療養初期は気を付けましょう💦

 

病んでいるとき・元気がないときでも読めて励まされた本を紹介しているので

よかったら合わせて読んでみてくださいね(*^^*)

 

ゲーム

 

これまで特別ゲーム好きではなかったものの、いまでは立派な趣味に。

映画も好きなのですが、

当時はどんなに好きな作品も集中力がもたず、最後まで観られませんでした。

目から入ってくる情報をうまく処理しきれなかったのです。

話が理解できない、最後まで楽しめないことにへこんだり。

 

そこでなぜゲームを選んだかというと、

  • 非現実的な世界を体験できる
  • 手を動かす
  • ほどよく頭を使う

この3つの理由でした。

バトロワなどの対人型より、

個人的には

RPG

→物語に没入感がある。続きが気になる。感情が動かされる。新作が楽しみになる。

パズル

→手を動かす&頭を使うが同時にできる。スマホでも遊びやすい。

など自分で完結できるものがオススメ。

(思わぬトラブルもあるので弱っているときはオンラインはやりませんでした)

 

実際やってみると、

強制的に気分を変えたいときなどは特に効果がありました!

「ゲームなんて…」と思う人にこそ試してみてほしいです。

 

 

散歩

 

家の周りを歩くだけでもなにかしら発見があります。

ここのお庭のお花がキレイ とか

あの道はここにつながっていたのか とか

慌ただしい朝・疲れて帰る夜しかなかった日々の

家と駅の往復だけでは気がつかないことがたくさんあります。

 

軽めの運動

 

散歩もそうですが、家の中でストレッチや筋トレなどをして

体を動かすのも効果があります!

日中に体を動かすと、夜の寝つきも少しはよくなります。

「筋トレはすべて解決する!」

…これにはちょっと疑問が残りますが、

運動自体は気分転換にも最適。

なにより、通勤で歩かなくなる分、

病気休暇・休職中はどうしても運動不足になりがちです。

スーツが…きつい…!

なんてことにならないように💦(←なった人)

 

図書館に行く

 

これはかなり試してほしいです!

図書館にはいろいろな本があって、無料で読めます。

静かな空間ですが、

適度に人の気配がある場所なので、はじめは短時間過ごすだけでも疲れます。

歩いて行ける距離であれば軽めの運動。

少し離れているなら、バスや電車に乗る練習。

実は一度にいろいろな練習ができる場所。すごいぞ図書館。

 

おわりに

 

病気休暇・休職中の過ごし方って迷いますよね。

特に公務員の場合は世間の目も厳しいので注意が必要です。

 

最後になりますが、

必要に応じて休養することは悪いことではありません。

早期回復や社会復帰に向けてがんばるあなたが、

安心して病気休暇・休職中を過ごせるお手伝いになれば嬉しいです(*^^*)

まずはゆっくり心と体を休めてくださいね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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